旅工房上場初日は初値つかず買い気配、最終気配値は3155円
旅工房IPO 個人投資家の買い意欲旺盛
4月18日、東証マザーズに新規上場した旅工房(6548)は終日買い気配となり上場初日初値はつかず持越しとなった。最終気配値は公開価格1370円の2.3倍、3155円だった。
海外ツアー、海外旅行などをオンライン販売する旅工房は個人投資家の買い注文が殺到した。東証が旅工房上場承認した3月15日時点では超強気の初値が期待されたが、4月7日に米国軍がシリアへミサイル攻撃、その後は空母カールビンソンを北朝鮮海域に派遣するなど地政学リスクが一気に高まった。
世界情勢の急激な変化で株式市況の悪化と、エイチ・アイ・エス(9603)、日本航空(9201)など航空機関連・海外旅行関連株が下落、同業の「てるみくらぶ破産」など、海外旅行関連銘柄の環境が一気に悪化、旅工房初値形成に影響するとの見方が強まった。
それでもIPO人気は高く、旅工房は資金調達規模が8億8000万円と小型案件で、需給面がタイトなことから初値が緩むようならセカンダリー投資チャンス、メインシナリオは上場初日は買い気配で初値付かず上場2日目に初値を形成という結果となった。
4月19日は上場2日目、東京証券取引所が買付代金を即日徴収という規制のために買い手が限られてくる。投資家は投資資金の負担増の為と、際限無い上値追いを後退させるために初値がつこう。
上場2日目の旅工房初値コンセンサスは3500円という見方が大半を占めている。
旅工房(6548)上場初日買い気配板情報(参考元:楽天証券 マーケットスピード)
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