旅工房IPO新規上場、大和証券が主幹事トラベル・コンシェルジュ

旅工房上場承認オンライン海外ツアー販売

東京証券取引所は3月15日に旅工房(6548)を上場承認したと発表、オンラインで海外旅行、海外ツアー販売をしており主幹事証券は大和証券が行う。売上高216億円、経常利益2億2600万円、当期利益1億3600万円、ベトナムとハワイに現地子会社を持ち3社グループ体制。

顧客の大半をインターネットWEBサイトから集客して「トラベル・コンシェルジュ」がサポートする仕組みと、自動化された販売システムを使用してお客様ご自身の操作によりウェブサイト上で予約手続きが完結するオンライン販売システムの2種類になっている。

社会ニュースで同業の「てるみくらぶ」が問題となっている、オンラインで格安海外旅行ツアーを販売しており、旅行代金を支払ったが航空券の発券トラブルが発覚。てるみくらぶが予約した海外ホテルに支払いがされておらず宿泊できないとか、旅行者が帰れないという問題が起きて「てるみくらぶ破産手続き申請、事実上の倒産」となったばかりだ。

旅工房IPO初値予想に影響はしないと思われる。新規上場、大和証券が主幹事ということも信用度が高いとみられるだろう。売出し規模は8億8200万円でマザーズ市場のIPOとしてはミドルサイズ~ややスモールサイズ、旅工房初値予想コンセンサスは公開価格を大きく上回ると想定される。

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旅工房(6548)
上場日 4月18日 市場 マザーズ 公募 450,000
上場承認日 3月15日 仮条件 3月30日 売出し株数 110,000
公開価格 1370 決定日 4月10日 OA 84,000
初値 騰落率 BB期間 4月3日-4月7日
主幹事 大和証券 申込期間 4月11日-4月14日
事業内容:オンラインでの国内および海外向けのパッケージ旅行の企画・販売や航空券の販売、宿泊手配、オプショナルツアーの手配等

旅工房IPO初値予想




旅工房 企業沿革

年月

概要

平成6年4月

海外航空券、海外宿泊券の販売を目的として、東京都豊島区池袋に株式会社旅工房設立(資本金1,000万円)

平成6年4月

一般旅行代理店業登録(登録第9230号)

平成8年11月

資本金を1,500万円へ増資

平成9年6月

旅行業法に基づく第3種旅行業登録(東京都知事登録旅行業3-4251号)

平成10年9月

オンラインでの海外旅行商品販売を開始

平成14年1月

本社を東京都豊島区西池袋へ移転

平成14年7月

資本金を5,000万円へ増資

平成15年5月

旅行に係る公正競争規約の制定・運用を行う旅行業公正取引協議会へ加入

平成15年5月

一般社団法人日本旅行業協会(JATA)へ加入

平成15年9月

旅行業法に基づく第1種旅行業登録(国土交通大臣(現 観光庁長官)登録旅行業第1683号)

平成15年10月

仙台支店を宮城県仙台市青葉区に設置

平成16年8月

各国の航空会社で組織される国際的な民間団体である国際航空運送協会(IATA)より公認代理店の認可を取得

平成16年11月

国内旅行の取り扱いを開始

平成17年6月

資本金を6,000万円へ増資

平成18年6月

大阪支店を大阪府吹田市に設置

平成18年8月

名古屋支店を愛知県名古屋市中区に設置

平成19年11月

福岡支店を福岡県福岡市中央区に設置

平成20年11月

札幌支店を北海道札幌市中央区に設置

平成22年2月

資本金を9,000万円へ増資

平成22年9月

ALOHA 7, INC.の第三者割当増資引受により子会社化(現・連結子会社)

平成25年3月

ALOHA 7, INC.の全株式を取得し完全子会社化

平成25年10月

本社を東京都豊島区東池袋へ移転

平成27年5月

大阪支店を大阪府大阪市中央区へ移転

平成28年2月

仙台支店を閉鎖

平成28年2月

オンライン上で航空券と宿泊施設を自由に組み合わせて予約ができる「ダイナミック・パッケージサービス」を本格開始

平成28年12月

Tabikobo Vietnam Co. Ltd.をベトナム社会主義共和国ホーチミン市に設立(現・連結子会社)

 

旅工房IPO初値予想は高騰、海外旅行オンライン販売マザーズ上場