アセンテック上場初日は初値付かず買い気配で4600円:IPO企業情報

アセンテック初値予想コンセンサスを上回る

東証マザーズに新規上場したアセンテックは買い気配のまま最終気配値を切り上げ、4月25日上場初日の値幅制限上限となる4600円買い気配で売買成立せずに初値持越しとなった。

アセンテックは仮想デスクトップに関連する製品開発、販売、コンサルティングサービスを提供。IT関連で資金調達規模が9億200万円と小さく、クラウド関連としても投資家に人気がある業種だけに4月最終IPO銘柄として注目度が高まってた。

アセンテック初値付かず上場初日
アセンテック最終気配値:楽天証券マーケットスピード

東京株式市場の取引開始から買い気配優勢で、10分ごとに更新幅が100円ずつ気配値が切り上がり最終気配値は公開価格2000円の2.3倍にあたる4600円が値幅制限の上限となり初値が付かず買い気配のまま上場初日が終わった。

主幹事証券はSBI証券、同証券のIPO案件は公開価格と初値の乖離が大きい例が多く個人投資家に人気で話題になる。IPO投資情報レポート発行会社ではアセンテック初値予想を4500円としていたが、やはり上場初日は買い気配のまま終了して上場2日目に5000円程度でアセンテック初値予想という方が現実的に近いようだ。

上場2日目のアセンテック初値決定前の気配運用は、中心値段が4600円、10分ごとに230円刻みで更新、値幅制限の上限は10580円となる。下方への値幅制限は3450円、3分ごとに通常の値幅で更新することになっている。