ビーグリー決算営業利益上期の76%達成、電子コミック関連株を再評価
ビーグリーまんが王国の成長期待
電子コミック関連株の成長性が株価に評価されるタイミングか、ビーグリー(3981)株価が上昇騰勢を強めている。前日比120円高の2400円と値上がりしてビーグリー初値後の高値水準をトライする値動き。
5月15日に開示されたビーグリー決算発表は、第一四半期の売上高22億2400万円、営業利益3億9800万円、当期利益2億23400万円だった。通期見通し売上高は91億6500万円、営業利益11億2400万円、当期利益6億7200万円と開示している。
アナリストからは営業利益の進捗ベースが好調で、通期11億2400万円に対して3ヵ月間で約4億円の実績は足元の業績好調、通期の業績上方修正になる要素があると注目されている。電子書籍の中でも特にマンガは人気分野で売れ筋商品。「まんが王国」を運営するビーグリー事業環境は絶好調と言えそう。
まんが王国の月間アクティブユーザー数は800万人、累計5億冊のダウンロードから一般的に言われる電子書籍市場の年間成長率14%を上回るスピードを考えられている。
ビーグリー初値予想は資金調達額の規模が大きかったことで低パフォーマンスだった、公開価格1880円を1円上回る1881円が初値だった。新規上場3月17日はビーグリー(3981)、ジャパンエレベーターサービスHD(6544)の2社がIPOだったために資金配分が振り分けられたことも理由に考えられた。
上場後の高値は3月27日につけた2545円、4月はシリア攻撃、北朝鮮リスクなど市場センチメントが弱まったために4月17日に上場来安値1666円まで下落する場面があった。5月15日に上場後初の決算発表を行い、第1四半期の営業利益が上期計画の76%を達成しており、投資家からの再評価が株価上昇要因となろう。
IPO投資情報の大手フィスコでは当面の目標株価を3月27日につけた上場来高値2545円とレポートで紹介している。
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