LIXILビバ初値予想は公開価格割れの可能性、4つの理由を検証

2017年4月14日

LIXILビバ初値予想

4月12日に東証一部市場へ新規上場するLIXILビバ(3564)初値予想は厳しい展開となりそうだ。LIXILビバは2001年に経営統合により上場廃止となった旧社名トステムビバであり、16年ぶりの再上場という案件だからだ。2017年の再上場IPOは、マクロミル(3978)、スシローグローバルホールディングス(3563)、ウェーブロックホールディングス(7940)と3社とも初値が公募割れとなったことは参考になる。

LIXILビバ初値予想は公開価格2050円を割り込む予想と最新情報になっている。理由は(1)売出し株数2191万株/449億1550万円と大型IPO、(2)再上場IPOで今年の再上場案件は3社とも初値が公開価格割れとなっていること、(3)3月のIPO環境と米国シリア攻撃、北朝鮮情勢など急速に地政学リスクが高まり投資家がリスクオフになっていること、(4)仮条件1950円~2200円だが公開価格は2050円で決定、仮条件の上限で決まらないことが需要の弱さの証拠、これらの条件からLIXILビバ初値予想は公開価格5%下回る水準からを意識されると思います。

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LIXILビバ(3564)
上場日 4月12日 市場 東証二部 公募 4,720,000
上場承認日 3月7日 仮条件 3月27日 売出し株数 14,903,800
公開価格 2050円 決定日 4月3日 OA 2,286,200
初値 1947円 騰落率 -5% BB期間 3月28日-3月31日
主幹事 野村證券 結果 -103円 申込期間 4月4日-4月7日
事業内容:家庭日用品、インテリア用品、住宅設備機器等の総合小売業及び住宅リフォーム等の事業




企業沿革

LIXILビバIPO初値予想

[旧会社 沿革]
昭和52年4月 トーヨーサッシ株式会社(現 株式会社LIXILグループ)の子会社として旧会社(当時社名ビバホーム株式会社)を設立。(吸収合併により 現 株式会社LIXILグループ)
須賀川店(福島県須賀川市)をオープンし、DIY用品を主体として営業を開始。
昭和61年6月 本店を埼玉県上尾市に移転。
昭和62年2月 東京証券取引所市場第二部へ株式上場。
平成元年8月 東京証券取引所市場第一部へ指定。
平成4年6月 旧会社の商号をビバホーム株式会社からトステムビバ株式会社に変更。
平成4年7月 トーヨーサッシ株式会社の商号をトステム株式会社に変更。
平成13年3月 旧会社の小売事業をビバホーム株式会社(現 当社)に営業譲渡。
平成13年4月 トステム株式会社(現 株式会社LIXILグループ)が旧会社を吸収合併、これにより旧会社は上場廃止。
[当社 沿革]
平成5年6月 旧会社の子会社としてトップ商事株式会社(現 当社)を設立。
平成12年12月 当社の商号をトップ商事株式会社からビバホーム株式会社に変更。
平成13年3月 旧会社から小売事業を譲受。
平成13年4月 当社の商号をビバホーム株式会社からトステムビバ株式会社に変更。
平成15年6月 スーパービバホーム第1号店として鴻巣店をオープン。(埼玉県鴻巣市)
平成21年2月 建デポ第1号店として建デポ野田店をオープン。(千葉県野田市)
平成23年4月 当社の商号をトステムビバ株式会社から株式会社LIXILビバに変更。
平成23年6月 ビバモール寝屋川(大阪府寝屋川市)をオープンし、関西地区に進出。
平成24年3月 有限会社スーパービバアセット大井町、有限会社スーパービバアセット三郷の全株式を取得し子会社化。
平成24年4月 「建デポ」事業を株式会社LIXILの「建デポPRO」事業に統合。
平成24年4月 有限会社スーパービバアセットの全株式を取得し子会社化。
平成24年12月 有限会社スーパービバアセット習志野の全株式を取得し子会社化。
平成26年11月 本店を埼玉県さいたま市浦和区に移転。
平成28年5月 大生郷物流センターを株式会社LIXILから取得。(茨城県常総市)

LIXILビバ(旧トステムビバ)が16年ぶりに再上場、東証が上場承認