ネットマーケティング初値予想セカンダリーIPO最新情報

ネットマーケティング、SBI証券主幹事IPO

ネットマーケティングIPO初値予想

3月31日ジャスダック市場に今月最後のIPOネットマーケティング(6175)が新規株式公開する、30日に新規上場したユーザーローカル(3984)は前評判の良い人工知能AI、ビッグデータ解析情報サービス提供から上場初日は買い気配で初値持越しとなった。これと上場日が重なるので若干、個人投資家の投資資金分散が影響しそうだ。回転寿司スシローが8年ぶりに再上場した、スシローグローバルホールディングス(3563)初値3430円は公開価格3600円を4.7%下回って初値がつき、終値も初値を下回った3410円で低調なスタートとなっている。

ネットマーケティング新規上場はSBI証券が主幹事、「No.1初値予想」で書いたが主幹事証券によってIPO初値が大きく変化する実証がある。新規公開資金調達額が12億6000万円、投資ファンド(ベンチャーキャピタル)保有株の売り出しが多いのと、公開価格の1.5倍でロックアップ解除になる事、インターネットサービス事業モデルで成長性期待が高いことなど幾つかのポイントが初値形成にポジティブに作用する。

事業内容はキャンペーン型のアフィリエイト事業、広告主のWebプロモーション支援、運用、コンサルティング、独特なのはフェイスブックを使った恋愛マッチングサービス「Omiai」や、転職・人材マッチングシステム「Switch.」を運営している。アフィリエイト・サービス・プロバイダー(ASP)では広告計測ツール「ALLADIN」を介してつなぎ、広告運用支援サービスを行っている。

ネットマーケティング初値予想は公開価格1140円を大幅に上回る見込み、ロックアップ解除(公開価格の1.5倍)の1710円から上の価格帯では需給面での重しが警戒感となりそう。IPO情報初値予想では1500円~1700円、1700円~2000円が市場関係者による初値予想コンセンサス。主幹事SBI証券の案件でオーバーシュートする可能性もあるが、セカンダリー投資は週末ということもあるので極度な高値追いは慎重スタンスが無難。

omiai恋愛マッチングサービス




幹事証券

引受株式数
SBI証券 545,600
SMBC日興証券 48,000
東洋証券 19,200
エース証券 19,200
藍澤証券 9,600
水戸証券 9,600
岩井コスモ証券 9,600
SMBCフレンド証券 9,600
極東証券 9,600
680,000

企業沿革

年月

概要

平成16年7月

東京都台東区上野に、広告主へキャンペーン型のアフィリエイト企画を提供するWeb広告の代理店として、株式会社ネットマーケティング(資本金1,000万円)を設立。

平成16年12月

本社を東京都台東区上野から、東京都港区南青山に移転。

平成19年2月

キャンペーン型のアフィリエイト企画を提供するWeb広告の代理店から、アフィリエイト業界のセールスレップへビジネスモデルの転換を行い、広告主のWebプロモーションにおけるコンサルティングサービスの提供を開始。

平成19年6月

株式会社アドウェイズがジェイ・エス・ピー・エフ2号投資事業有限責任組合に当社株式を譲渡し、株式会社アドウェイズの持分法適用関連会社ではなくなる。

平成23年9月

本社を現在の東京都渋谷区恵比寿へ移転。

平成24年2月

インターネット異性紹介事業として、Facebookを活用した恋愛マッチングサービス「Omiai」の提供を開始。

平成24年12月

「Omiai」の米国における市場調査やマーケティング活動の拠点として、カリフォルニア州にNet Marketing International, Inc.(連結子会社)を設立。

平成26年3月

広告主のWebプロモーションにおけるコンサルティングサービス強化の一環として、運用型広告の取扱を開始。

平成27年1月

Facebookユーザー特化型ソーシャルジョブマッチングサービス「Switch.」のサービスを開始。