オークネット初値予想、中古車・バイク・ブランド品オークション
オークネット
3月29日、東証一部にオークネットが新規上場する。公開価格は1100円、IPO関係者によるオークネット初値予想は公開価格を30%~40%上回る水準を想定、1500円程度を期待できそうだ。オークネットはグループ企業15社で構成されており、中古車、中古スマートフォン、中古PCなどデジタル商品、中古バイク、ブランド品のオークションを事業の柱としている。
主力の中古車市場は平成7年から平成16年にかけて市場規模が2倍に膨らんでいる成長市場でしたが、平成17年以降は中古車流通市場が縮小に変わり、旧オークネットがオークション通信手段をインターネットと通信衛星に平成19年から約5億円掛けて移行。
オークネット(3964) | |||||
上場日 | 3月29日 | 市場 | 未定 | 公募(新株発行) | 700,000 |
上場承認日 | 2月23日 | 仮条件 | 3月9日 | 公募(自己株式の処分) | 1,500,000 |
公開価格 | 1100 | 決定日 | 3月17日 | 売出し株数 | 2,620,000 |
初値 | 騰落率 | OA | 723,000 | ||
主幹事 | 野村證券 | BB期間 | 3月10日-3月16日 | ||
事業内容:インターネットを利用したオークションの主催および運営等の情報流通支援サービス事業 | 申込期間 | 3月21日-3月24日 |
幹事証券
引受株式数 | |
野村證券 | 1,525,200 |
みずほ証券 | 265,100 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 168,700 |
エース証券 | 96,400 |
いちよし証券 | 96,400 |
マネックス証券 | 48,200 |
計 | 2,200,000 |
企業沿革
当社(形式上の存続会社)の旧オークネットとの合併までの沿革は、以下のとおりであります。
年 月 |
概 要 |
平成20年3月 |
MBOを目的として、アイ・ディー・エス・ピー株式会社(当社)を東京都千代田区三番町に設立。 |
平成20年8月 |
当社による旧オークネットの株式の公開買付を実施し、当社は、94.8%を取得。 |
平成20年10月 |
当社が旧オークネットを完全子会社化。 |
平成24年1月 |
旧オークネットを吸収合併消滅会社、当社を吸収合併存続会社とする合併を行うとともに、社名を株式会社オークネットに変更。 |
旧オークネット(実質上の存続会社)の沿革は、以下のとおりであります。
年 月 |
概 要 |
昭和59年3月 |
中古車TVオークションを主催する目的として、株式会社エフティーエスを東京都港区北青山に設立。 |
昭和59年9月 |
株式会社オークネットに社名変更。 |
昭和59年11月 |
レーザーディスク方式によるテレビオークションシステムを発表し、会員募集を開始。 |
昭和60年1月 |
財務体質の強化のため、株式会社オリエントファイナンス(現 株式会社オリエントコーポレーション)と資本提携。 |
昭和60年6月 |
関東甲信及び中部地区をネットワークとするTVオートオークション(TVAA)を会員数560社にて開始。 |
昭和63年1月 |
全国ネットワークを構築するため、社団法人日本中古自動車販売協会連合会と提携。 |
平成元年8月 |
衛星通信テレビオークションシステムへ移行し、アナウンサーによる実況中継や動画による出品を実現。 |
平成2年1月 |
財務体質の強化及び経営の効率化のため、形式上の存続会社である株式会社フレックスオート商事と合併。 |
平成3年9月 |
社団法人日本証券業協会に株式を店頭売買銘柄として登録。 |
平成5年6月 |
事業基盤強化のため、中古バイクテレビオークションを開始。 |
平成8年9月 |
中古車流通の信頼性向上のため、検査専門子会社として株式会社オークネット・インスペクション・サービス(現 株式会社AIS)を設立。 |
平成9年12月 |
事業基盤強化のため、切花テレビオークションを開始。 |
平成12年5月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。 |
平成12年12月 |
検査事業での連携強化を図るため、株式会社オークネット・インスペクション・サービス(現 株式会社AIS)へ株式会社トヨタユーゼック、株式会社ホンダユーテックが出資。 |
平成13年1月 |
事業基盤の強化のため、株式会社シーエーエーの業務提携を皮切りにし、オークション実況中継サービスのライブオークションを開始。 |
平成13年4月 |
東京都千代田区三番町に本社を移転。 |
平成13年9月 |
中古車テレビオークションにおいて落札代行サービスを展開するため、子会社として株式会社アイオークを設立。 |
平成14年3月 |
検査事業での連携強化を図るため、子会社株式会社オークネット・インスペクション・サービス(現 株式会社AIS)へ株式会社日産ユーズドカーセンターが出資。 |
平成14年6月 |
自動車部品用品卸販売を展開するため、子会社として株式会社ランマートを設立。 |
年 月 |
概 要 |
平成15年3月 |
株式会社オークネット・インスペクション・サービス(現 株式会社AIS)、株式会社トヨタユーゼック、株式会社ホンダユーテック及び株式会社日産ユーズドカーが共同して中古車の統一検査基準を策定。 |
平成15年8月 |
中古車業界での認知度向上のため、株式会社オークネット・インスペクション・サービスを株式会社オートモビル・インスペクション・システムに社名変更。(現 株式会社AIS) |
平成16年11月 |
システムの利便性の向上やサービス商品拡充のため、花きオークションにおいて衛星通信によるオークションシステムから、インターネットを利用したオークションシステムであるブロードバンドフラワーオークションへ移管。 |
平成17年3月 |
事業基盤強化を図るため、Blancco Oy Ltd(以下、「ブランコ社」という。)と国内独占販売権契約を締結し、PCのデータ消去ソフト販売事業を開始。 |
平成17年11月 |
事業基盤強化のため、中古PCの業者間オークション「PC αオークション」を開始。 |
平成17年12月 |
検査事業での連携強化を図るため、株式会社オートモビル・インスペクション・システム(現 株式会社AIS)へマツダ中販株式会社、スバルユーアイ株式会社が出資。 |
平成18年5月 |
システムの利便性の向上やサービス商品拡充のため、中古バイクオークションにてインターネットオークションを開始。 |
平成18年11月 |
取扱商材拡大のため、花きオークションにおいて鉢物専用のリアルタイムオークションを開始。 |
平成19年5月 |
四輪会員向けのサービス拡充の一環として、一般消費者向けに中古車情報検索サイト「オークネット.jp」を開始。 |
平成20年5月 |
システムの利便性の向上やサービス商品拡充のため、通信衛星方式のオークションからインターネットオークションへ移行完了。 |
平成20年8月 |
アイ・ディー・エス・ピー株式会社(現 当社)による旧オークネットの株式の公開買付を実施し、当社は、同社の発行済株式総数の94.8%を取得。 |
平成20年9月 |
事業基盤強化のため、ブランド品のリアルタイムオークションを開始。 |
平成20年10月 |
東京証券取引所市場第一部上場廃止。 |
アイ・ディー・エス・ピー株式会社(現 当社)が、旧オークネットを完全子会社化。 |
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平成22年3月 |
事業基盤強化のためブランコ社と共同出資により、株式会社ブランコ・ジャパンを設立し、国内及びアジアへのデータ消去ソフト販売を強化。 |
平成22年4月 |
中古バイクオークションにおいて、流通台数の拡大を目的として、全国オートバイ協同組合連合会と業務提携契約を締結。 |
中古PC取扱い会員向けのサービス拡充の一環として、中古PCのリアルタイムオークション「PCリアル」を開始。 |
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平成23年7月 |
中古車オークション関連の営業強化のために、株式会社オークネット・セールスアンドサポートを設立。 |
平成23年11月 |
事業基盤強化のため、株式会社オークネットメディカルを設立し、中古医療機器のリアルタイムオークションを開始。 |
平成24年1月 |
旧オークネットを吸収合併消滅会社、アイ・ディー・エス・ピー株式会社(現 当社)を吸収合併存続会社とする合併を行うとともに、社名を株式会社オークネットに変更。 |
旧オークネットとの合併後の当社の沿革は次のとおりであります。
年 月 |
概 要 |
平成24年1月 |
取扱商材拡大のため、中古モバイル機器のリアルタイムオークション「モバイルオークション」を開始。 |
平成24年3月 |
情報セキュリティや個人情報保護の強化のために、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001:2005」(現ISO/IEC 27001:2013)及び国内企画「JIS Q 27001:2006」(現JIS Q 27001:2014)を取得。 |
平成24年7月 |
海外事業展開の戦略的拠点として、香港にAUCNET HK LIMITEDを設立。 |
平成24年11月 |
事業基盤強化のため、株式会社オークネットメディカルを株式会社オークネットメディカル&デジタルプロダクツに社名変更し、デジタル機器のリアルタイムオークションを開始。 |
平成25年3月 |
事業基盤強化のため、スマホデータ消去関連ビジネスを開始し、物流センターとして品川区西大井へADP西大井センターを設立。 |
平成25年6月 |
フィナンシャルサービス強化のため、株式会社オーク・フィナンシャル・パートナーズを設立。 |
平成25年10月 |
東京都港区北青山に本社を移転。 |
平成26年3月 |
事業拡大のため、株式会社オークネットメディカル&デジタルプロダクツの医療事業を、設立した株式会社オークネットメディカルに移管。 |
平成26年4月 |
中古車業界や一般消費者向けの認知度向上のため、株式会社オートモビル・インスペクョン・システムを株式会社AISへ社名変更。 |
平成26年5月 |
株式会社オークネットメディカル&デジタルプロダクツの社名を株式会社オークネットデジタルプロダクツへ変更。 |
平成27年1月 |
事業の拡大及び多角化に伴い迅速な意思決定を行い、更なる運営体制の強化を目的とし、新たに子会社を設立。 ・株式会社オークネット・モーターサイクル ・株式会社オークネット・アグリビジネス ・株式会社オークネット・コンシューマープロダクツ ・株式会社オークネット・アイビーエス |
平成27年7月 |
事業基盤の強化のため、日本ビジネステレビジョン株式会社(現 JBTV株式会社)を株式交換により完全子会社化。 |
平成27年9月 |
海外事業展開の戦略的拠点として、米国にAucnet USA,LLC.を設立。 |
平成27年10月 |
米国における事業基盤強化のため、Aucnet USA,LLC.がPrint Vision Inc.を買収により完全子会社化。 |
平成28年1月 |
日本ビジネステレビジョン株式会社からJBTV株式会社へ社名変更。 |
平成28年2月 |
株式会社オークネット・コンシューマープロダクツが株式会社アートネックスを吸収合併。 |
平成28年3月 |
取締役会の監督機能の強化、経営に関する意思決定の迅速化を図るため、監査役会設置会社から監査等委員会設置会社に移行。 |
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