ファイズ上場初日は初値持越し、値幅制限上限の2875円買い気配で終了

ファイズ上場初日は初値つかず特別買い気配

3月15日、東証マザーズへ新規株式公開したファイズ(9325)は特別買い気配のまま取引が成立出来ず、上場初日は初値持越しとなった。最終気配値は公開価格1250円に対して2.3倍の2875円だった。

ファイズ初値予想は公開価格2.3倍の2875円~3倍の3750円未満というところだが、まずは「上場初日は買い気配で初値がつかないかも」が想定通りに当たった。

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ファイズ上場初日初値つかず

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新規上場による公開規模は7億9000万円、小型IPO案件で公開価格と初値の乖離が大きくなる要素があるところへ、アマゾンドットコムの物流倉庫事業をしていることが注目度を更に高める結果となった。

クロネコヤマト宅急便とアマゾンドットコムは宅配貨物料金の値上げ交渉に入り、社会インフラとして宅急便料金の値上げがやむなしという風潮になっている。株式市場ではこうしたタイミングで倉庫関連株が値上がりしている。

一般的にはIT企業、クラウド、ブロックチェーン、フィンテック、ビットコイン、ネット関連ビジネス起業の新規公開株が多い中で、倉庫業は地味な業種だったが社会問題となっているだけに注目された。

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