シャノン初値6310円、上場2日目に終値は550円安の5760円
シャノン初値6310円、公開価格の4.2倍
シャノン(3976)が上場2日目に公開価格の4.2倍となる6310円で初値をつけた。終値は550円安の5760円、寄り付き直後に瞬間6500円まで買われる場面があったが利益確定売りが優勢となった。
シャノンマーケティングシステムをクラウド型サービスで提供、新規公開資金調達額が2億6000万円と超小型新規上場案件で品薄銘柄のところ、新年第1号のIPOとポジティブな条件がいくつも重なり買いが殺到した。
上場初日の1月27日は公開価格1500円に対して2.3倍の3450円買い気配で終了。買い注文の数に対して売り注文が極端に少なく、初値は持ち越しとなった。
上場2日目となる1月30日は、東証が即金徴収としているため買い注文がやや減った。それでも勢いは午後まで続き、午後0時36分に公開価格の4.2倍となる6310円で初値をつけた。初値形成後に6500円まで買われたが、さすがに公開価格の4倍となると乖離が大きいためにセカンダリー投資は二の足を踏むところ。
それでも出来高は66万6300株、売り出された株数が17万2500株なので3回転以上したようだ、上場目録では発行株数135万6350株なので初値がついた日に発行済み株数の約半分が売買された格好となる。
相場が主力銘柄に向かい新興市場が手薄ならば、もう少し安い初値でセカンダリー投資のチャンスがあっただろうが、ここからは反動が怖いのでセカンダリー見送りが賢明との声も聞かれた。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=3976.T&ct=b
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