安江工務店IPO初値予想、公開価格の10%プラス1400円近辺か

安江工務店、IPO抽選参加、セカンダリー見送り

安江工務店初値予想

2017年IPO2号案件、安江工務店(1439)のブックビルディング期間が終了して公開価格が決定した。仮条件1130円~1250円の上限、1250円が公開価格となる。IPO抽選申し込み期間は2月2日~2月7日、主幹事証券は東海東京証券、公開資金調達規模は約7億円、1月27日に新規上場したシャノン(3976)は上場初日は買い気配のまま初値つかず持越し、翌営業日1月30日に初値6310円、公開価格1500円の4.2倍という高いパフォーマンスとなった。

相場環境は良好で個人投資家の投資意欲も旺盛、安江工務店の公開価格は仮条件の上限1250円で決定、住宅リフォームという業種的に人気が高まりにくい工務店だが公開価格を上回る初値予想、IPO関係者によると公開価格1250円の5%~10%高い初値が想定ライン。

IPO投資スタンスとして抽選申し込み買いは良いとしても、セカンダリー投資はやや非積極的、むしろ次の新規上場予定の日宣(6543)を積極参加の方が投資リターンが大きく見込めそうだ。

参考安江工務店新規上場承認、2月10日ジャスダック・名証二部へ上場
参考
日宣(6543)IPO上場承認、2月16日にジャスダック市場へ新規上場
参考
IPOスケジュール2017年|新規上場会社情報

安江工務店(1439)
上場日 2月10日 市場 ジャスダック・名証二部 公開株数 280000
上場承認日 1月6日 仮条件 1130円~1250円 売出し株数 210000
公開価格 1250円 決定日 2月1日 OA 73500
初値 騰落率 BB期間 1月25日-31日
主幹事 東海東京証券 申込期間 2月2日-7日
事業内容:住宅リフォーム事業、新築住宅事業、不動産流通事業、マーケティングに関わるコンサルティング及びサービス




安江工務店の事業内容

安江工務店IPO初値予想

愛知県内を地盤とした住宅リフォーム事業(住宅リフォーム請負)、新築住宅事業(新築注文住宅請負)、不動産流通事業(不動産仲介、買取再販)の3事業が柱で、昭和45年に名古屋市において住宅リフォーム事業を開始、納戸の張替から電球の交換まで小さな工事から大規模な工事まで幅広くサービスを施し顧客との高い信頼関係を築いてきた歴史のある会社。会社資料ではOB顧客(過去にご契約いただいたお客様)の数は平成27年12月期に26,531世帯まで増え、受注件数の50%以上がOB顧客のリピート注文となっております。セグメント情報を見ると売上比率から住宅リフォーム事業がメインで、次に新築住宅事業、不動産流通事業となっている。

セグメントの
名称

第41期事業年度 (自 平成27年1月1日 至 平成27年12月31日)

第1四半期

自平成27年1月

至平成27年3月

第2四半期

自平成27年4月

至平成27年6月

第3四半期

自平成27年7月

至平成27年9月

第4四半期

自平成27年10月

至平成27年12月

通期計

金額

(千円)

構成比

(%)

金額

(千円)

構成比

(%)

金額

(千円)

構成比

(%)

金額

(千円)

構成比

(%)

金額

(千円)

構成比

(%)

住宅
リフォーム
事業

738,496

23.8

633,645

20.5

887,156

28.7

836,573

27.0

3,095,872

100.0

新築住宅
事業

341,583

38.5

69,924

7.9

247,618

27.9

227,452

25.7

886,579

100.0

不動産流通
事業

62,414

41.1

10,408

6.9

76,320

50.3

2,647

1.7

151,790

100.0

合計

1,142,494

27.6

713,978

17.3

1,211,096

29.3

1,066,673

25.8

4,134,242

100.0

幹事証券

引受株数
東海東京証券 226,100
SBI証券 14,700
みずほ証券 9,800
SMBC日興証券 9,800
藍澤証券 9,800
安藤証券 4,900
エース証券 4,900
280,000