No.1初値予想、IPO投資環境が好調で公開価格の2倍期待

No.1初値予想/SBI証券が主幹事

3月28日、ジャスダック新規上場が2銘柄、No.1(3562)とズーム(6694)が新規公開する。市場関係者からは3月30日に新規上場するユーザーローカル(3984)が初値高騰必至、再上場のスシローグローバルHD(3563)はマクロミル(3978)と同様に投資ファンドの資金回収「Exit上場」なので敬遠されている。

きょうはズームよりNo.1の方が注目度の高いIPO案件、同社はOA機器及び情報セキュリティ関連機器の販売及び保守サービス業で、特段珍しい業種ではないが主幹事証券が初値高騰率の高いSBI証券が勤めている。2016年からのデータでは同証券が主幹事を務めたIPO初値は公開価格を90%近く上回っているデータが注目される。

No.1初値予想は公開価格の2.3倍=3611円と強い初値形成が期待されそうだ、イメージ的には初値3000円~3600円で地合いが控え目な寄り付きならばセカンダリー投資にも注目されよう。公開規模約8億円と小さく、ズームの公開規模11億円に比べると勝算はNo.1の方が勝っている。

公募22万株、売出し22万株、オーバーアロットメントによる売出しは6万6000株、主幹事はSBI証券、他はSMBC日興証券、岩井コスモ証券、岡三証券、藍澤証券、エース証券、エイチ・エス証券、極東証券、東洋証券、水戸証券など。上場時の発行済株数は146万9290株、公開価格1570円は仮条件1450円~1570円お上限で決定、ブックビルディング積み増し好調、No.1初値予想は高騰するパターンとみる。

 

No.1初値予想




No.1(3562)
上場日 3月28日 市場 ジャスダック 公募 220,000
上場承認日 2月22日 仮条件 3月7日 売出し株数 220,000
公開価格 1570 決定日 3月16日 OA 66,000
初値 騰落率 BB期間 3月9日-3月15日
主幹事 SBI証券 申込期間 3月21日-3月24日
事業内容:OA機器及び情報セキュリティ関連機器の販売及び保守サービス業

幹事証券

引受株式数
SBI証券 154,000
SMBC日興証券 22,000
岩井コスモ証券 8,800
岡三証券 8,800
藍澤証券 4,400
エイチ・エス証券 4,400
極東証券 4,400
東洋証券 4,400
水戸証券 4,400
220,000