日宣初値予想はIPO小型案件で公開価格1600円を上回るパフォーマンス

日宣IPOは大和証券以外では当選難しい

日宣IPO初値予想

2月16日に日宣(6543)がジャスダック市場に新規上場する、フリーペーパー発行やケーブルテレビ局向けの「チャンネルガイド」を月間150万部発行、住宅関連では「住まい・暮らし」のカタログ、DM(ダイレクトメール)、チラシ広告などセールスプロモーション、医療業界では「健康 お医者さんに聞いてみよう」をケーブルテレビ、ラジオを通じて啓発番組、学会セミナーの企画、ドラッグストアーに無料情報誌「KiiTta」を顧客向けに配布、Facebookを使ったSNS広告メディア戦略などを手掛ける広告・セールスプロモーション広告代理店。

2月8日、日宣の公開価格が1600円で決定した。仮上限1540円~1600円の上限で、ブックビルディング申し込み需要は順調だったことが伺える。公募20万株、売出し5万株、オーバーアロットメント売出し3万7500株、公開価格1600円で上場時の時価総額は上場時発行済み株数190万株で30億4000万円、新規株式公開資金調達額は4億6000万円。

日宣(6543)
上場日 2月16日 市場 ジャスダック 公募 200000
上場承認日 1月13日 仮条件 1540円~1600円 売出し株数 50000
公開価格 1600円 決定日 2月8日 OA 37500
初値 騰落率 BB期間 2月1日-7日
主幹事 大和証券 申込期間 2月9日-14日
事業内容:広告・セールスプロモーションを中心としたコミュニケーションサービス全般の提供、マーケティングに関わるコンサルティング及びサービス

日宣初値予想は公開価格1600円を余裕で上回る好スタートとなると想定、ベンチャーキャピタル保有株式には上場後90日間 or 公開価格の1.5倍という条件でロックアップが掛かっており需給は良好。広告代理店という業種柄、特段目新しくはないものの公開規模が4億6000万円と小型IPO案件であり、株式市況の好調から日宣初値予想2000円~2400円を想定ラインとする。




事業内容

放送通信業界

全国約100局のケーブルテレビ加入者向けにテレビ情報誌「チャンネルガイド」を企画・製作、月間150万部発行。Webサービスでは「レコメンドサイト」を運営しており、デジタル分野でのサービスも手掛ける。

日宣チャンネルガイド

住まい・暮らし業界

大手住宅メーカーのセールスプロモーションを約40年以上も提供、広告プロモーションの企画、カタログ、DM、チラシや住宅展示場ツールの制作、イベントの企画運営、WEB・映像制作、空間デザイン等を行っております。なお、カタログや営業ツールは在庫管理まで一貫したサービスを提供。

日宣住まい暮らし

医療・健康業界

製薬会社に対し、全国のケーブルテレビやラジオを利用した疾患予防等の啓蒙施策を提供する他、学会セミナーやイベント等の企画・運営、「健康お医者さんに聞いてみよう」など地域疾患予防啓発番組も手掛けている。

健康お医者さんに聞いてみよう

セルフメディケーションの推進が期待されるドラッグストア企業に対しては、顧客向け無料情報誌「KiiTa」(季刊誌)を企画・発行し全国のドラッグストアに配布。

KiiTaフリーペーパー

FacebookなどSNSメディア

Facebook広告や各種のターゲティング広告手法を活用し、様々な企業に顧客層を広げSNSメディア展開。子会社日宣印刷では商業印刷を行い、関西圏を中心にカタログ、パンフレット、チラシ、ダイレクトメール、ポスター等を受注・製造している。

Facebook-SNS-media

SNSメディアセールスプロモーション・エコ紙うちわ

業績推移

平成28年度2月期の年商43億円、経常利益3億3100万円、当期利益1億9900万円、事業内容が広告代理店なので急成長はしないですが創業は昭和22年という歴史のある企業で新興市場に上場するのは珍しいです。

日宣売上高推移

幹事証券

引受株式数
大和証券 175,000
SMBC日興 10,000
いちよし証券 5,000
岩井コスモ証券 5,000
SBI証券 2,500
マネックス証券 2,500
合計 200,000

日宣IPO申し込みは引受株式数の配分から主幹事の大和証券以外では、かなり難しい当選率。数多くのIPO申し込みができるSBI証券とマネックス証券でも割当株数が2500株しか無く、当たればラッキーとしかいいようがない確率です。