SGホールディングス株価上昇余地は限定的と証券会社投資情報

SGホールディングス新規レーティング「Neutral」

SGホールディングスレーティング

2017年最大のIPOと注目された大型新規公開株、SGホールディングスのレーティングカバレッジ開始レポートが野村證券からリリースされた。投資評価は新規「ニュートラル」、目標株価2600円、PERで割安感無く更なる株価の上昇余地は限定的とアナリストレポートで紹介された。

IPO時の12月13日、SGホールディングス初値は公開価格1620円を17%上回る1900円で寄り付いた。IPO関係者からは時価総額5000億円を超える大型株なので上値はあまり大きくないと思われてたがセカンダリー投資人気が続き、1月15日に2500円まで上昇して上場来高値を記録した。

野村證券アナリストレポートでは、PER面で割安感が乏しいために目標株価2600円としている。宅配業界2位の佐川急便はドライバーなど人手不足と残業など労務管理の厳密化が進み費用増を顧客へ価格転嫁する動きが出ている。競合他社の値上げが追い風となり同社も値上げは今後も進むと予想。

アナリストによるSGホールディングス業績予想は、2017年3月期営業収益9303億円、営業利益495億円、デリバリー事業は営業収益の79%を占め、営業利益率は3.6%→5.4%へ増加、ヤマト運輸(ヤマトホールディングス)を上回った。

SGホールディングス(佐川急便)12月13日に東証一部へ新規上場

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