ビーブレイクシステムズ初値予想は公開価格の3倍5000円

ビーブレイクシステムズ2か月ぶりのIPO

ビーブレイクシステムズ(3986)が6月15日にマザーズ市場へ新規上場する。東証は新規上場日の初値決定前の気配運用について、板中心値段1670円、上限値段3845円、下限値段1253円と公表した。IPO初値予想関係者からビーブレイクシステムズは上場初日は公開価格1670円の2.3倍まで買い気配となり初値つかず、上場2日目に公開価格2.5倍~3倍で寄り付くだろうと見込まれている。

ネット関連のマザーズ小型IPO、SBI証券が主幹事、公開規模は5億7300万円でありブックビルディングの積み増しは良好、小型株に買いが多く入れば上場初日は買い気配のまま初値付かずというシナリオで強気スタンス。ビーブレイクシステムズ初値予想は4700円~5000円という線が濃い。上場承認時の初値予想コンセンサスは3800円程度だったが、6月に入った相場環境から大幅に上方修正されている模様。




ビーブレイクシステムズ業績推移

「世界が認めるシステム構築の仕組みを世に広め社会の発展に貢献する」という理念のもと、ドイツERPベンダー、SAP者の日本法人システムコンサルタントだった2名から起業したのが始まり。

2016年6月期の売上高は10億2500万円、2017年3月期に決算月を変更、この期は8億1300万円となっている。1株利益は80円43銭、公開価格1670円から予想PERは20.7倍となる。新興市場マザーズ銘柄で「クラウド関連株」でありPER20倍は割安の部類に入るために投資指標としても有望。

ビーブレイク売上高推移

ちなみにIPO投資情報関連のビーブレイクシステムズ初値予想コンセンサスは3800円となっていた。最新予想では上場初日は買い気配で終了するとの観測も出ている。やはり2か月間もIPOが無かった空白期間で、投資家の資金は潤沢、IPOへの投資意欲が高く、日経平均株価が20000円乗せしたことで資金の回転、余裕資金が待機していると期待されている。

資金調達額が6億円未満という小型の新規公開株なので、買い注文が殺到すれば株価は一気に上昇する。セカンダリーは上場2日目にいくらで初値がつくかに関係してくる。即金徴収の規制がかかるので投資家の資金負担増になることで買い手が減少、その分タイトな需給で値動きは軽くなるが次に控えているIPOもあるので高値つかみで引っ掛かるのは避けたところ、短期トレードで専業投資家が扱える分野となろう。

ビーブレイクIPO初値予想

幹事証券

引受人 引受株式数
SBI証券 203,200
SMBC日興証券 15,600
みずほ証券 9,400
岡三証券 9,400
極東証券 6,200
岩井コスモ証券 6,200
250,000

今回も主幹事のSBI証券からの当選確率が高いIPO案件でした、次のディーエムソリューションズも連続してSBI証券が主幹事となっております。IPO購入にはSBI証券マネックス証券岩井コスモ証券の3つは最低でも口座開設して押さえておくことが当選率がアップするテクニックです。